解散発表の嵐 来春有終コンサートツアー ファンに直接感謝 5人での限定的“活動再開”宣言
国民的アイドルグループ・嵐が6日、来年5月末をもって解散することを、ファンクラブサイトの動画で電撃発表した。解散前には、7年ぶりのライブツアーを行うことも合わせて発表した。解散までの約1年、久々の“復活”を遂げることになる。この日の動画には、グループの活動休止と同時に芸能活動を休止していたリーダー・大野智も出演。1587日ぶりにファンの前に姿を見せた。
活動再開を待ち望んだ全国のファンに、感謝と別れを告げる舞台が用意された。相葉は動画で「ファンの皆さんに直接、感謝の思いを伝えるために、私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春ごろに予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます」と明言した。
一方で、櫻井は「このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします」と明言。1年半ほど前から5人で集まり、活動再開について相談を重ねる中、ファンに直接感謝を伝え、直接パフォーマンスを見てもらうことで5人の活動を終えるという結論に到達した。大野は「活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした」と真剣な表情で話した。
嵐のコンサートは驚異的な人気を誇っていることで知られ、その規模も他を圧倒してきた。改修前の国立競技場では、2013年まで6年連続で単独公演を開催。15年には史上最速となるデビュー17年で単独公演総動員数が1000万人に達した。20周年の19年には全50公演の5大ドームツアーを敢行し、総動員数237万5000人は国内最多記録となった。それだけに、この日発表されたラストツアーも、かなりの大規模となることが予想される。
コンサートのみならず、ファンクラブ会員へ向けて「出来る限り多くのコンテンツをお届けしますので、見て楽しんでいただければと思います」と呼びかけた。次回のコンテンツ配信は6月中旬を予定しているとし、「ファンの皆さんに感謝の思いを込めて、喜んでいただけるようなコンテンツをお届けできたらと考えています。ぜひ楽しみにしていてください」と、5人での限定的な“活動再開”を高らかに宣言した。
