【The LDH Times】f5ve・MIYUU「“レペゼン日本”を掲げて」世界の音楽シーンに殴り込み
女性5人組グループ・f5veのMIYUU(28)が「レペゼン日本」を掲げ、日々まい進している。f5veはレディー・ガガ、ジャスティン・ビーバーらを手がけるグラミー賞受賞プロデューサーのBloodPop(R)がエグゼクティブ・プロデューサーを担当。5月5日発売の1stアルバム「SEQUENCE 01」では、何色にも染まる5人の個性を示すかのようにジャンルレスな楽曲を収録した。名刺代わりのアルバムを引っさげ、世界の音楽シーンに殴り込みをかける。
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-1stアルバムをリリースする心境は。
「とにかくワクワクしている。名刺代わりの作品を皆さまに渡せるのがうれしい。(今まで配信リリースのみで)円盤になるのは今回が初めて。私たちは“レペゼン日本”を掲げていて、日本を代表するグループになりたいという思いがあります。今っぽい曲もやりながら、懐かしいJーPOPの要素をプロデューサーのBloodPop(R)が入れて、新しいf5veを作れたと思います」
-収録曲「Sugar Free Venom」は、世界的ポップスターのKeshaがフィーチャリングで入った。どんな楽曲に仕上がったか。
「セクシーで妖艶な雰囲気の楽曲です。BloodPop(R)が『フィーチャリングで誰かを入れたい』と試行錯誤してくれて、年末のある日に『Keshaが今レコーディングしたよ』と連絡が入って、私たちもかなりサプライズでした。まさかなと思いました。MVは蛇がコンセプト。私たちはお酒を飲むのが好きで、記念日に行くお気に入りのお店がある。そのお店にハブ酒があって、プロデューサーと一緒に行ったら『なんだこれ』というインスピレーションから楽曲ができた」
-グラミー賞受賞プロデューサーと仕事をともにし、目指す所は。
「ワールドツアーは絶対したいですね。皆さんにポジティブなエネルギーをお届けしたいです。皆さんが持っているネガティブを吹き飛ばして、元気にさせるようなグループになりたい。JーPOPの素晴らしさを世界に伝えたいです。あとは単純に皆に会いたい。個人としては、自分のコスメブランドを立ち上げたい。コスメが好きで(コロナ禍の間に)化粧検定を取った。知識は豊富な方で、メンバーのメークの相談に乗っています」
-海外でのフェスに出演した。反響は。
「昨年の秋にロンドンのフェスに出させてもらった。急きょ出させてもらうことになり、発表も直前で、正直アウェーだと思っていたんです。不安でも盛り上げるぞという気持ちで出たら、『f5ve~!』という歓声が迎えてくれた。日本語で曲を大合唱してくれた光景が衝撃的で、頭の中に鮮明に残っています」
-f5veの雰囲気は。
「5人中4人が(元E-girlsで)十何年も一緒なので、もはや何話しているんだろう。とにかく『いいよ~』『かわいいよ~』って褒め合って、モチベーションを上げています(笑)。関係値があるので、うそなしでダメな時は『ちょっとそれは』と言います。私とSAYAKAが一番長くて、8歳で出会って、もう20年になります。もはや会話しなくても、何言いたいか分かります」
-自身から見た5人のポジションは。
「リーダーのKAEDEちゃんはコミュニケーション能力が高いので、広報担当。RUIちゃんは末っ子もあってアイドル。年下だけど芯があって、自分を理解していて尊敬している。同い年のRURIは心のよりどころ。(入所順もあって)E-girlsの時から向こうは私に敬語で私はタメ語だけど、いきなり毒を吐いたりと面白い。居心地が良い。SAYAKAは一番長いので、何というか…老夫婦。私は裏ボスです(笑)」
-5人とも性格が異なる。
「そうですね。5人ともかぶる子がいない。f5veらしさは異なっていることで、何にでもなれること。目標のワールドツアーも、このメンバーじゃないとできないと思っています」
◇MIYUU(みゆう)1996年8月16日生まれ。神奈川県出身。EXPGでダンスに打ち込み、11年2月にHappiness(23年9月解散)としてメジャーデビュー。E-girls(20年12月解散)としても活動した。元E-girlsのKAEDE、SAYAKA、RURI、iScreamのRUIとともにf5veを結成。24年に再始動し、新曲を立て続けにリリースしている。オフの日は「インドアで、ナノブロックとか編み物をしてる。細かい作業、何でも好き」。
