ＳＴＡＲＴＯ　ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴのジュニア内グループ・少年忍者の北川拓実が２８日、大阪市内で主演ミュージカル「チョコレート・アンダーグラウンド」（６月５～１５日、東京・よみうり大手町ホール、２１日、大阪・森ノ宮ピロティホールなど）の取材会に出席した。

　「チョコレート－」は国民が政治に無関心なために極端な政党が政権を握り、チョコレート禁止法が発令され、すべての甘味が禁止されてしまう物語。「本格的なミュージカルは初めて」という北川は、仲間と共に禁止されたチョコレートの密造に乗り出す若者・スマッジャーを演じる。責任とプレッシャーを感じているというが、一方で「ミュージカル出演は一つの目標であり、夢でもあった」と、念願かなった喜びも語った。

　また、共演する女優の平野綾がかつて出演した、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」が「すごい好き」だという北川。平野との初対面を振り返り「まだあいさつしかできていないですけど、その時は緊張しました」と苦笑した。「ハルヒ」のファンであることは伝えていないといい、「なんか恥ずかしいです。心に秘めておいて、足を引っ張らないように頑張りたい」と、笑いながら思いを封印した。

　原作はイギリス人気小説。今回が世界初のミュージカル化とあって「原作ファンの方々の期待に応えたい」と気合を入れた北川。「伝えたいのは、自分の大事にしていること、考えを、諦めずに燃やし続けること。この作品を見て、少しでもそう思ってもらえたら」と、アピールした。