與真司郎 セクシャリティ公表前の「寂しさ」明かす「誰とも深い関係になれなかった」今は「得たものの方がでかい」
AAAの與真司郎が27日、都内で行われた、最新フォトエッセー「人生そんなもん」(講談社)の発売記念会見に出席した。
今作では、23年7月に自身のセクシャリティについて公表した與の半生と、「カミングアウト」までの道のりなどを赤裸々につづった。発売され、「いろんな感情がある。ゲイである事をカミングアウトしたことの気持ちとか、恋愛のこともオープンに書いてるので、いろんな方がどう読んでくれるかワクワクドキドキ」と笑顔で語った。
執筆する上で大変だったことを問われると、「昔のことを思い出して書かないといけない」としながら、自身のセクリュアリティが原因で、「誰とも深い関係になれなかった」と寂しさを口に。「友達もそうだし、家族も仕事仲間もそうだし。その時を思い出して悲しくなった」と続けた。
一方で「記者さんの前で自分がオープンに語ることはいまだに慣れないけど、それがすごく心地が良い。これが5年後、10年後か分からないけど、一般的に、『ゲイだから何?』ってなるのが僕の願い」と語った。
自身と同じ悩みを抱えてる人へは、「死ぬまでずっと一人っていうのは避けてほしい」と即答。「(セクシュアリティを)隠してた時と今を比べると失ったものもたくさんあるけど、得たものの方がでかい。僕みたいに皆に言う必要はないから、本当の自分を愛してくれる人を探してほしい」と真剣なまなざしで語った。
