将棋・女流王位戦で開幕前日に挑戦者変更「早急な手術及び入院が必要」 タイトル戦の挑戦者変更は9年ぶり 体調不良理由は極めて異例

 西山朋佳女流三冠
 伊藤沙恵女流四段
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 日本将棋連盟は23日、あす24日に兵庫県姫路市の「里湯ひととき夢乃井」で開幕予定の第36期女流王位戦五番勝負に関し、挑戦者として出場を予定していた西山朋佳女流三冠が体調不良のため、挑戦者を伊藤沙恵女流四段に変更することを発表した。

 連盟によると、西山女流三冠から体調不良のため出場辞退の申し出があり、これを受理。女流王位戦五番勝負対局規定に基づいて協議し、西山女流三冠と五番勝負の挑戦者決定戦を戦った伊藤女流四段の繰り上げを決定した。規定では、挑戦者がタイトル戦番勝負の第1局に参加できない場合、挑戦者を次点の者に変更するとされている。

 西山女流三冠はこの日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、出場辞退について謝罪。体調について「医師の判断により、早急な手術および入院が必要となりました」と明らかにした。」

 将棋のタイトル戦番勝負で挑戦者が変更されるのは、2016年の第29期竜王戦七番勝負で、挑戦者が三浦弘行九段から丸山忠久九段に変更されて以来、約9年ぶり。当時、三浦九段はソフトの不正利用疑惑がかけられて出場停止処分(後に不正は否定され和解)となっており、体調不良での挑戦者変更は極めて異例。

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