中山忍「天下の中山美穂」「最後の最後が一番きれいだった」姉・美穂さんとの別れを振りかえる
タレントの中山忍が23日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、22日にお別れの会が行われた姉・中山美穂さんとのお別れの日のことを涙ながらに振りかえった。
忍は、アイドル時代の美穂さんについて「姉は妹から見ても輝いていたから。妹が言うのも気持ち悪いですけど、天下の中山美穂だって。当時は素直に受け止められなかったけど、今はお姉ちゃんは偉かったな、すごい頑張ってきたんだなって。中山美穂は偉大だったって素直に思えるようになりました」と振りかえった。
亡くなった日は大阪でのライブの予定だったことから、ご遺体を家に連れて帰り「生前、気に入っていたワンピースを着せてもらって。足にマニキュア塗ってあげて」ときれいにしてあげたという。またライブで着用予定だったというグリーンのドレス、靴、アクセサリーも取り寄せ、「着ることはかなわなかったけど、そっとドレスをかけてあげて」「きれいだねって。お姉ちゃん、これがやりたかったんだねって。お別れの時も最後の最後が一番きれいでした」と振りかえった。
仕事については何も言わなかったという美穂さんだが、一回だけ仕事のアドバイスをしてくれたのが、昨年3月。忍が紫吹淳とライブを行うことになり、ライブをどうしたらいいかわからないという忍のリハーサルを見に来てくれたという。そして最後に「もう大丈夫。そのまま楽しめばいい」「お客様に喜んでもらいたいんだったら、最後までやりきりなさい」と助言してくれたという。
そんな美穂さんが「最後までやりぬく」ことができなかったのが、今年1月にスタートしたドラマ「日本一の最低男」への出演だった。「1話と3話だけ撮って永眠しましたので、その後どうなるのかなって。私がしゃしゃりでるいのもおかしな話かなと思ったが、でもこれが最後だと思ったので『どうなっていますか』と。『できれば私にやらせていただきたい』って…」と姉の思いを受け継ぎ、自ら代役を申し出たという。
姉がドラマでつけていたエプロンも眼鏡もそのまま使用。「お姉ちゃんのためにできることをやらせてもらったことが、すごくありがたかった」といい、最後にクレジットで「中山美穂」「中山忍」が並んだことにも「最初で最後になってしまったが、共演することができて感謝しています」と涙を流していた。今もそのエプロンは宝物として大事にとってあるという。