岩井俊二監督 中山美穂さん出演の「Love Letter」メガホン 美穂さんの魅力語る

 昨年12月に入浴中に不慮の事故で死去した女優の中山美穂さん(享年54)のお別れ会が22日、東京国際フォーラムで営まれた。関係者向けの第一部では、美穂さんが俳優の豊川悦司とともに主演した95年公開の映画「Love Letter」でメガホンを握った岩井俊二監督が参列。お別れの言葉を述べ、式後に報道陣の取材に応じた。

 岩井監督は「何とも言葉にできない。あまりにも早すぎて整理が追いついていない」と自らの心境を語りつつ、「美穂ちゃんとおしゃべりしたくて(お別れの言葉を)頑張りました」と話した。監督から見た美穂さんは「唯一無二で、本人の中でも何者かを悩んで苦しんでいるのが表現の深みを出ていた」と振り返り、祭壇の前では「僕もいずれ天国に行きますから、また映画を作りたい。その時まで頑張ります」と伝えたと明かした。

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