朝ドラ「おむすび」 歴代最低視聴率もNHK大阪局長「新しいものを作った」「一喜一憂することではない」
NHK大阪局の根本拓也局長が17日、大阪市内で定例会見を行い、3月28日に最終回を迎えた大阪局制作の連続テレビ小説「おむすび」について語った。
根本局長は「いろんな見方、テーマがあったと思う」と、半年間の放送を振り返り、「これまでにない形の朝ドラであったと思う。新しいものをつくってきた。いろんなご意見を踏まえて、今後にもつながっていくものであると確信しております」と語った。
一方で初回から最終回まで全125回の期間平均世帯視聴率が13・1%で歴代最低の数字となったことには「視聴者の方々の見方が変わっていると思う。見逃し配信、オンデマンド、放送以外で見てらっしゃる方が多くいるというデータもある」と説明。「放送の視聴率がいいか、悪いかの比較はあるが、そうでない視聴環境の方が増えているということも一方である。視聴率そのもので一喜一憂することではないと思います」と語った。
また、会見に同席した宇佐川制作統括は「未だにファンアートやお手紙、非常に良かった、今も見返しています、というお声をいただける。制作一同本当に感謝しております。皆さんの応援が私達の励みになったということだけはお伝えしたい」と語った。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
