２０２３年１２月に死去した歌手・八代亜紀さんの２０代のヌード写真が特典のアルバム作品（２１日発売）について、発売するニューセンチュリーレコードは１５日、デイリースポーツの取材に対し「亡くなった人に肖像権はありませんから」と発売予定に変更がないことを明らかにした。

　同社の担当者は「ウチは２００１年度にセンチュリーレコードから、私的写真やラブレターなどといった私的文書など、一切合切の全権利を買い取っている」と主張。生前の所属事務所が「本件問題作の発表そのものは極めて不愉快な出来事であり、絶対に許すことのできないものであります」などとしていることについては「慈善事業じゃない。嫌なら権利を買い取ってほしい」と述べた。

　アルバムを巡っては同事務所が１４日に公式サイト上で。「刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めているところとなります」などと表明。大手レコード店のオンラインショップなどでも予約ができない措置を取っている。