阿部寛主演のＴＢＳドラマ「キャスター」が１３日にスタートした。

　報道番組「ニュースゲート」のメインキャスターに就任した進藤壮一（阿部）が、型破りな取材で現状打破をはかる、スケール感の大きな物語が展開される一方、冒頭では意味ありげなシーンが映し出された。

　進藤の父・松原哲役の山口馬木也が「自衛隊輸送機　墜落」と書かれた新聞を読んでいる。ガス栓のインサートに続いて、目を充血させた山口がライターに火をつけ、直後、家が燃え上がる様子が映された。自ら命を絶ったとみられ、助けられた幼少期の進藤が「父さ～ん！」と叫ぶ。

　冒頭わずか３０秒、セリフのない迫真演技でドラマの重厚な世界観を伝えた山口は、主演した映画「侍タイムスリッパー」のヒットでブレーク中の実力派。阿部寛と彫りの深い顔立ちが似ていることもあって、ＳＮＳは騒然となり「山口馬木也が阿部寛の父すぎる」「阿部寛と山口馬木也は親子というかもはや双子」「山口馬木也さんと阿部寛さん、そっくりでびっくりした…！本物の親子に見えたよ…」「山口馬木也さんだ！侍タイで知った役者さん」「タイスリした侍も出るんか～ワクワク」「冒頭の進藤幼少期、父親役の山口馬木也さんのシーンからガッツリ引き込まれた！無言の演技ほど表現力と演出に飲み込まれる」「マッキー（山口馬木也）さん、出てきてすぐいなくなってしまったけどあの数秒であの存在感、あの表情、あんなん普通できひんやん……はー！やっぱり凄すぎる」などの声が並んだ。