尾上菊之助 息子・丑之助は「格段に整ってきた」 襲名間近の成長ぶりに喜び語る

 取材会を行った尾上菊之助(右)と尾上丑之助
 取材会を行った尾上菊之助(右)と尾上丑之助
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 歌舞伎役者で8代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助と6代目尾上菊之助を襲名する尾上丑之助が10日、大阪市内で襲名披露「七月大歌舞伎」(7月5日初日・大阪松竹座)へ向けた取材会に出席した。

 父である7代目尾上菊五郎からの「おめえ、継げよ」の一言で襲名が決まってから約2年。歴代菊五郎の歴史と功績を改めてたどったという菊之助は「菊五郎という名前の大きさ、名人がそろっておりますので、自分も大きな器に見合うような役者にならないといけない」と、決意を新たに。大阪松竹座初お目見えとなる丑之助は「初めてで緊張はしますが、初めてだからこその楽しみもあります。よりいっそう努力をして名前に負けない役者を目指します」と、力強く語った。

 菊之助は襲名が決まってからの息子・丑之助について「演目の難易度が高いですので、最初は振りの覚えから役の解釈に至るまで不安はあった」というが、最近では「役への向き合い方や姿勢が、以前より格段に整ってきた感じはしております」と、目を細める。「一生をかけていくものですので、歌舞伎が好きだという気持ちを大事にゆったりと成長していって欲しい」と願いを込めた。

 また、菊之助は12日に開催される大阪・関西万博の開会式にも出演予定。万博の催事プロデューサー・小橋賢児氏とは「20代の頃から」の付き合いだといい、「祭りと日本の文化を融合したとても素敵な開会式になっている」と、期待を込めた。

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