広末涼子容疑者 なぜ当初「自称」と発表? 搬送時に身分証なく掛川署「資料欲しかった」

 広末涼子容疑者
 静岡県掛川市の掛川警察署に集まった報道陣(撮影・堀内翔)
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 静岡県島田市の市立総合医療センターで看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、静岡県警掛川署は8日、傷害の疑いで、女優の広末涼子容疑者(44)を現行犯逮捕した。広末容疑者は交通事故を起こして病院に搬送され、治療待ち中に暴行したという。同署は薬物検査を実施するとしている。所属事務所は公式サイトで「病院で一時的にパニック状態に陥った。当面の間全ての芸能活動を自粛する」と発表した。

 掛川署は当初、広末容疑者の職業や氏名に「自称」を付けて発表した。

 県警によると、広末容疑者は乗っていた車に所持品を残してきた可能性があり、搬送時は身分証明書を持っておらず、親族など第三者による確認ができなかったためとしている。その後、本人であると確認された。

 副署長は「事故が起きて、そのまま何もない状態で運ばれていたから。身分証明がなければ自称とするしかない。顔見て、確かに有名人と分かればいいかもしれないけど、有名人といえども身分確認の資料がほしかった」と説明。関係者への捜査で確認ができたといい「それで警察として信用足り得ると判断されて、自称を取りました」とした。

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