宝塚雪組新人公演 苑利香輝が初主演で民衆のヒーロー熱演「ロビンの姿は私に大きな力を与えてくれました」
宝塚歌劇雪組「ROBIN THE HERO」の新人公演が3日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。主演は初舞台から4年目の苑利香輝(えんり・こうき)。ヒロインを演じた愛空みなみとともに新人公演初主演で、真ん中に立った。
本公演ではトップスター朝美絢の本拠地お披露目となった作品。仲間とともに強大な敵に立ち向かう民衆の英雄ロビン・フッドを演じた苑利は、力強い歌声やダンスでヒーローの内面を描き、コミカルなシーンでは弾むような動きで生き生きと舞台を駆け回った。また愛空との息もピッタリで、美しい恋物語も華やかに演じて客席を魅了した。
終演後、苑利は「強くなりたい。愛する人のため、民のため、一歩ずつ確実に成長していくロビンの姿は、この新人公演に向かう私に、いつも大きな力を与えてくれました」と回想。さらに「強くなるためには、自分の弱さと向き合うこと、そして一人の力では強くなれないということを学ぶことができました」と、作品を通しての自身の成長を感慨深げに語った。
最後は「今日の新人公演で、自分の弱い部分をたくさん見つけました。東京の新人公演まで、ロビンに負けないくらい強く、たくましく成長していきますよう、精進して参ります。ありがとうございました」とさらなる飛躍を誓うと、客席からは温かい拍手が送られた。
東京公演は5月15日。
