古市憲寿氏、斎藤知事のパワハラ認定で県民の分断を危惧「どこならすり合わせられるか」
社会学者の古市憲寿氏が20日、フジテレビ系「めざまし8」で、兵庫県の斎藤元彦知事の一連の疑惑に対し、第三者委員会がパワハラを認定したという報道に「報告書をどっちから見るかで全く見方が変わる」と指摘した。
番組では、斎藤知事の一連の疑惑について、第三者委員会の調査報告書でパワハラが認定されたとするニュースを伝えた。
古市氏は「報告書を見ているが、どっちから見るかで全く見方が変わる」と切り出し「もちろん職員側から見ればパワハラと思ったこともあるでしょうけど、知事側から見たら、行政イベントの日程を報道で知るとか、緊急事態を含めて、夜間に連絡するとか、緊急じゃないことが問題と認定されているが、普通の業務でも夜間とかチャットで連絡とかあり得る」とコメント。
「どっちを見るかでまったくこの事案、見方が違ってしまう。それが分断を生んでしまっているわけじゃないですか」とも語り「めちゃくちゃ分断してしまった意見を、どこならすり合わせられるでしょうかとやっていかないと、兵庫県は正常化しない」とも述べた。
知事派、反知事派での批判のし合いではなく「取りあえず前に進めていきましょう、とやっていかないといけないんじゃないかと思う」ともコメント。「僕は兵庫県民じゃないからどうでもいいっちゃどうでもいいんですけどね」とも付け加えていた。
