元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が１６日、日本テレビ系「一茂×かまいたち　ゲンバ」に出演。ディレクターから指示された“禁句”を生放送で発言して、かまいたちの濱家隆一から説教される一幕があった。

　同番組は、一茂とお笑いコンビ・かまいたちの濱家、山内健司の３人が気になる「ゲンバ」を訪ねて忖度なしに意見をぶつけ合う新感覚リポートバラエティー番組。普段は収録だが、この日は初の生放送で、プレシーズンゲームの阪神－ドジャース戦が行われる東京ドームの実況席からドジャースの練習の模様を中継した。

　３人は、佐々木朗希投手がキャッチボールなどで調整する様子や、野手陣の内野でのノック風景、始球式を務める人気女性グループ・ＴＷＩＣＥ内のユニット「ＭＩＳＡＭＯ」の３人がドジャースのロハスの指導を受けて投球練習する様子などを興奮しながら見ていた。

　打撃練習だけは行われず、グラウンドレベルで取材していた日本テレビの平松修造アナウンサーが「きのうもそうだったんですけども、ずっとバッティングゲージ出てなくて。おそらく今日もないんじゃないのかなと思います。きのうドジャースはナイトゲームで、きょうデーゲームなので。時間間隔も短いので、軽めかなと思います」とリポートした。

　さらにグラウンドに姿を見せていない大谷ついても「大谷選手、まだ出てきてないんですけど、もしかしたら…」と話すのをさえぎり、一茂が「もう出ないと思います！」と断言した。

　濱家が「いやいや、出ないと思います…」と一茂をたしなめると、思い出したように一茂は「それだめなんだ。これ一番言っちゃいけないコメントだったんだ。それだけはさっきディレクターさんから言われました。『それだけは言わないでください』と。『数字がガタッと落ちるんで言わないでください』って」と舞台裏でのやり取りを全てぶっちゃけ、「全部言ってる」と呆れさせた。

　それでも一茂は「フリだろ？フリじゃねえの？」と不満げだったが、濱家は「『フリじゃねえの？』じゃないですよ。『“もう大谷選手出てこなさそうですね”だけは言わないでください』って言われたでしょ」とガチ説教。一茂が「いや、ゴメン。やっぱりバラエティー長いと、フリだと思っちゃう」と悪びれずに言うと、濱家は「フリじゃないですよ。きょうの一番のポイントなんですから」と言い聞かせていた。