タレントのイモトアヤコが９日、日本テレビ系「世界の果てまでイッテＱ」で、７年ぶりに海外での登山に挑戦。途中、昨年７月、Ｋ２峰で滑落した中島健郎さんを思い、涙した。中島さんは番組の登山企画全てに参加していた。

　今回はイモトが７年ぶりに海外の山に挑む登山ＳＰ。スイスの４１６４メートルのブライトホルンに挑戦した。

　同じスイスでは、１２年にマッターホルンの登頂を成功させているが、そこは中島さんも一緒だった。中島さんはカメラも回してくれたといい、そこから中島さんの思い出話が口をついた。

　イモトは「マッターも登ったし、一緒に登った健郎さんとの思い出の山。今日ちょっと歩いて思ったけど、健郎さんがいなくなって…やばい泣きそうだ」と込み上げるものが。

　「基本、山で会っていた仲間だから、山に来るとより喪失感を感じる。こういう時にお菓子くれたなとか、寒いって言ったらお腹に手を突っ込ませてくれたなとか…。山に来た方がより感じるかな」と目を潤ませた。

　山を見つめ「蓋をしていたものが出てきたというか…」と感情が溢れたようだが「でも、ずっと（中島さんを）感じながら登る気がする。不思議な感覚」ともコメント。

　そして中島さんがいない登山が始まった。途中、ガイドがリタイアするなど、苦難が続き、ご来光にも間に合わなかったが、無事に登頂に成功。真っ青な空の下、絶景のヨーロッパアルプスの絶景を紹介していた。