玉川徹氏 「関税を本当に上げていったら確実にアメリカの中は貧しくなる」、トランプ政権に危惧

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。トランプ政権が各国に関税を課すことを強調していることに「確実にアメリカの中は貧しくなる」「そこで貧しくなる人がでてくる」と持論を述べ、どこかで軌道修正するのではないかとの見通しを示した。

 番組では、トランプ政権内部の亀裂について話し合った。イーロン・マスク氏について米国市民がデモを起こしていることにも触れ、玉川氏は「イーロン・マスクが2兆ドル切ると言っている。300兆円。アメリカの政府予算が7兆円なので4分の1を切ると言っている。切れるわけがない」とその手法に疑問符を付けた。

 玉川氏は「表から見ると無駄に見えるものも全部意味がある。切られていったところにいろんな不満が出てくる。本当にやれば」と指摘。

 また、「経済に関して言うと関税を本当に上げていったら確実にアメリカの中は貧しくなる」とも言及し、「自由貿易の果実を今までずっと食べてきたわけだから。そこで貧しくなる人がでてくる。そうすると今までトランプ大統領を支持していた人の中にも疑問に思う人が出てくる」と支持者の中から不満の声があがると推測。「皆が皆、陰謀論に支えられて投票しているわけじゃない。このまま突っ込んでいけばもたないと思う。どこかで軌道修正があると思う」などと述べた。

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