松崎しげる「楽園で会いましょう」柴俊夫「心がある役者」 「五人会」メンバーが西田敏行さんしのぶ
昨年10月17日に76歳で急逝した俳優・西田敏行さんの「お別れの会」が18日、東京・芝の増上寺で開かれた。
西田さんと駆け出しの頃から苦楽をともにした仲間「五人会」のメンバーで歌手の松崎しげる(75)、俳優の田中健(73)、柴俊夫(77)と、五人会のマドンナ的存在で女優の萬田久子(66)が会場を訪れ、柴と松崎は弔辞を読んだ。
柴は「記憶に残るだけでなく心に残る役者。心がある役者」と惜しみ、「長い間友達として尊敬し合えたことを感謝しています。ありがとう。西やん、あなたは私の誇りです。お別れは言いません。また、会いましょう」と結んだ。
松崎は西田さんが亡くなる10日前に「大谷翔平はすごいなあ」と言っていたことを振り返り、「あんたも記録ずくめですごい」と称賛。「楽園で会いましょう。本当に僕の青春を一緒に戦ってくれた素晴らしい友達だ。ありがとう。また会いましょう」と、西田さんがナレーションを務めたテレビ朝日系「人生の楽園」にかけて呼びかけた。
囲み取材では西田さんの意外な一面について、田中が「短気」と明かし、柴が「人のために怒る」と人情にあふれているからこそだと補足。萬田は「すごくジェントルマンで安心できる。マスコット的な方」と、愛されキャラぶりを強調し、柴もうなずきながら「唯一無二でオールマイティ」と、親友の千両役者ぶりに思いを巡らせた。
なお、五人会のもう一人は、22年に死去した俳優の志垣太郎さん。