王林 ホテル暮らし卒業で青森愛もUPる!「青森のためにも発信を頑張る」夢の青森県知事へ活動多彩

 地元・青森への深い愛を全力でアピールし、将来の目標は青森県知事と公言するタレント、アーティストの王林(26)。現在も青森と東京を行き来し続ける中、昨年にはホテル暮らしを卒業し、東京に部屋を借り始めた。住環境を整えたことで、仕事にも体調にも好影響が出ているという。その一方で、東京にも自身専用の空間を構えたことで、より青森愛が深まったことも明かした。

 活動の幅が広がり、ミュージカルなどの長期間拘束を余儀なくされる仕事が増えたことで、パーソナルスペースの必要性が高まった。「結局、月のほとんどは東京にいて、部屋を借りてもバランスは変わってない」としつつ、「やっぱり一番は『自分がくつろいでいい場所』に、今までずっといなかったんだなってことに気づきました。ホテルに帰ってくると部屋がきれいになったりしていて、ずっと旅してるような、自分だけの場所ではないっていう感じが強かったんで…」と話した。

 ミュージカル期間中は発声練習や準備運動が必須だが、ホテル暮らしではそれもままならなかった。「いろんな会話が(隣の部屋に)聞こえちゃうし…。体を動かすスペースができたので、集中して東京のお仕事も頑張れる」という。過ごしやすい環境にこだわるために、帰省した際は大量の食材や特産品を購入。部屋を“青森グッズ”で埋め尽くしており、「青森の家の部屋より、東京の部屋の方が青森の物が多いです」と笑った。

 そんな中で、青森に対する使命感とも言える思いは変わらない。「青森のためにも、東京で自分が発信を頑張るっていうのをこの3、4年ぐらいやってきて、今年は青森でやれることに時間を割いていきたいなと思うし、芸能に限らず、青森でやりたいことがいろいろあるんです」と言い切った。

 そのうちの一つが、青森の古民家を購入して開発し、観光拠点として生かすこと。「青森には誰も使っていない古民家が多くて、それが風景の良さの一つでもあるのに、ボロボロになって、お金をかけて立て直すよりも壊して新しい物を建てるっていう現状に悲しさを感じるから、何か青森の歴史が残ったらいいなって、ずっと探してたんです。やっといいなって思うところに巡り合えたので、ゲストハウスだったり民泊だったりという感じで青森に来る一つの理由になる場所ができたらいいなと思っています」と明かした。

 また、地元の弘前市を走るローカル鉄道・弘南鉄道の大鰐線が2027年度末をもって廃線が決まっていることにも言及。「昔ながらの電車のまま残っているんですけど、利用する人が少なすぎて…。廃線を止められなかったとしても、鉄道があったこととか、駅があったことが忘れられてほしくないなって思って。弘前市の学生さんにとっては青春が詰まっている場所でもあるので、残すことはできないかもしれないけど、記憶から消えないような何かができれば」と言葉に力を込めた。すでに弘南鉄道の関係者とも会談し、沿線住民にも話を聞いて対策を考えているという。

 すでに青森県民にとって、王林の存在は大きい。「青森を何とかしてほしい」という願いが、王林のもとに直接届くことも多かったという。王林自身も将来の夢を「県知事」と公言しており、一昨年の青森市長選挙にも「出馬を考えた瞬間がある」と告白。東京で仕事を重ねることによって、より青森への思いが強くなっている。

 「東京は1日にやってることの量の多さとか、出会う人の多さが違って大変だなとは思うけど、そこで培ったもの、頑張ってきたっていうことが自分の自信になってるし、青森で新しいことをやる時に『大丈夫、王林ちゃんだったらできる』って思ってくれる方が多い。頑張っている姿をちゃんと分かってくれる人たちが青森にいるって思うと、東京でも頑張れるし、青森に戻ったらすごい協力が多いんです」と笑顔。新たな環境に身を置きながらも、王林の信念はブレることがない。

 ◆王林(おうりん)1998年4月8日生まれ。青森県弘前市出身。小学生時代に「アルプスおとめ」に、2013年に「りんご娘」に加入。17年に「ラストアイドル」に加入し、18年6月に卒業。22年3月に「りんご娘」を卒業し、株式会社ボンドに所属してソロ活動を開始。23年4月からアパレルブランド「What is Heart」をプロデュース。11月に「Play The Game/ハイテンション」でソロ歌手デビュー。身長170センチ、血液型O型。

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