高瀬耕造アナ 報道の現場に未練「毎年必ず言っている」新番組はグルメ系「私はどこに向かっているのか」

 「激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~」のキャスターを担当する(左から)高瀬耕造アナウンサー、嶋田ココアナウンサー
 NHKの2025年度新キャスターとして登場した(左から)高井正智アナウンサー、佐藤茉那アナウンサー、中山果奈アナウンサー、高瀬耕造アナウンサー、林田理沙アナウンサー、嶋田ココアナウンサー、山下毅解説委員長
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 NHKの定例会見が12日、都内の放送センターで行われ、4月から始まる2025年度の番組改編などが発表された。

 4月からの新番組「激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~」(総合・水曜、後7・57)を担当する高瀬耕造、嶋田ココの両アナウンサーが会見に登場。高瀬アナは初回収録を「私には役割がない。台本も渡されなかった。これはアナウンサーではないですやんって」と自虐を交えて振り返り。その上で自らを「わりと正統派の報道アナウンサーだと思っているんです、今も」としながら「(新番組で)課された使命は素直に、率直に感じるままにと言われているのでストッパーを外してやっていく。もう報道には戻れないかもしれない。一体私は、どこに向かっているのか、という番組です」と話した。

 会見中、報道への未練を問う質問が飛ぶと「良い質問ありがとうございます」とニヤリ。続けて「報道に未練がありますかということで、私は毎年必ず、ニュース・報道番組がやりたいと言っています」ときっぱり。「しかしながら、置かれたところでサポートする、と今は思っています」とも話したが、強い意志を示した。

 「激突メシあがれ-」は、アマチュアが趣味で作る“自作メシ”の頂上決戦。プロも舌を巻く驚きの発想と探究心、そしてその裏の人間ドラマが描かれる番組で、高瀬アナは「ソフトに言うと『食ののど自慢』、踏み込んで言えば『狂気の宴』。NHKが勝負してきたなと思ってもらえる番組です」とPRした。

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