瀬戸内７県を拠点に活動するアイドルグループ・ＳＴＵ４８の３期生・曽川咲葵（１９）が、１月１５日に発売された１１枚目シングル「地平線を見ているか？」で初選抜にして初センターに選ばれた。加入から約１年半で大役を任され「『不安はない』と言うように決めている」と覚悟を語った。

　質問に対して考え込む姿から初々しさも伝わった。異例の大抜てきを受けて「うれしい感情、驚きも大きくて…、うれしいけど怖い気持ちもあって」と正直な気持ちがあふれた。

　グループは昨年、キャプテンが岡田あずみに交代し、１期生の卒業も重なるなど変革の時を迎えた。“新生ＳＴＵ４８”として未来を切り開くためにも３期生にかかる期待は大きい。

　「センターが変わるだけでガラッとグループの雰囲気は変わると思っている。私はまだ世間にあまり知られていない。注目していただいて『３期にもこんな子がいるのか』と新しい発見をしてもらってＳＴＵ４８を気になってほしい」

　ファンを引きつけるためにも、理想のセンター像には櫻坂４６・三期生の山下瞳月（しづき＝２０）を挙げる。曽川は「存在感、表現力、アップになった時の表情にぞくっとする」と言い、「自分も自信満々で圧倒的なパフォーマンスをするかっこいいセンターになりたい」と思い描いた。ＳＴＵ４８の中でもセンター経験者の先輩の石田千穂（２２）や中村舞（２５）から「気負わずに自分らしくやっていいよ」と背中を押された。

　３月には東京でも８周年コンサートを開催予定で会場はＳＴＵ４８にとって東京では最大規模の東京ガーデンシアター。「コンサートの会場が埋まっていなくて悔しいと思ったこともあった」とこれまでの経験を振り返り、「今回は会場を必ず満員にして、ライブで新たなファンの心をつかみたい」と決意。新センターが大成功に向けてグループに弾みをつける。

　◇曽川咲葵（そがわ・さき）２００５年８月１９日生まれ。山口県出身。２３年４月９日、ＳＴＵ４８の３期生としてお披露目された。２４年５月に正規メンバーに昇格。高校時代は軽音部に所属。好きな食べ物は厚切り牛タン、アイス。趣味はギター、散歩、料理。血液型Ａ。