ＮＨＫは１０日、女優の今田美桜（２７）がヒロインを務める次期ＮＨＫ連続テレビ小説「あんぱん」（３月３１日スタート。総合、月～土曜、前８・００）の主題歌がＲＡＤＷＩＭＰＳの「賜物」に決まったと発表した。

　昨春にオファーを受けたというＲＡＤＷＩＭＰＳの野田洋次郎（３９）は「手紙のように少しずつ届く脚本を読ませてもらいながら曲を育てていきました。読み進めるうちにのぶ、嵩、登場するそれぞれの人物が愛しくなり、時にどうしようもなく苦しくなり。彼らのことが好きになればなるほどどんな曲がふさわしいのか迷子になったりもしました」と回想。

　曲のテーマを「『朝、出たくない布団から這い出す力が湧くような“効き目”があること』『のぶに負けぬ瑞々しい生命力を持った曲であること』『挑戦と冒険をすること』を主眼に作りました」と説明した。

　「あんぱん」は「それいけ！アンパンマン」の作者・やなせたかしさんと小松暢さん夫妻がモデル。２人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く。

　今田は「ＲＡＤＷＩＭＰＳさんの奏でる音楽と一緒に、のぶの人生を歩んでいけること、本当にうれしいです！」と歓喜。「初めて曲を聴いたときは、私がイメージする“朝ドラ”の主題歌とは少し違った印象を抱きましたが、聴けば聴くほど『あんぱん』の世界観にぴったりだと感じました」と保証していた。