元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサーが２４日、インスタグラムを更新。前日行われたフジテレビの社員向け説明会の映像が、テレビ朝日で流され、フジテレビでは流れなかったことに「衝撃を受けました」とつぶやいた。

　笠井アナは前日、古巣・フジテレビで行われた経営陣による社員説明会について「社員の質問が遮られることなく続けられたことに安堵しました」とつづり、話し合いの中身について「閉鎖的であると批判されているフジテレビが報道しないわけがないと思って今朝『めざまし８』を見たら　集会の映像はないけれど　中身を詳しく放送していました」と紹介。

　だが「テレビ朝日の『モーニングショー』を見ると普通に動画で社長と会長が動いて話しているのです！」と、他局ではこの説明会の映像が流れていたため「衝撃を受けました　それともに、『やっぱりそうか』でした」（原文ママ）と驚愕した心境をつづった。

　笠井アナによると、出席できない社員のためにオンラインで視聴できるようなシステムがとられていたといい、そこから社員の誰かがテレビ朝日に映像を提供したのではないかと推察。「それを『内通者』として、責めることは絶対にできません！」とつづり「なぜならば、企業の不祥事の社員説明会、トラブルが起きている住民説明会　私たちは取材において、何とか出席者に録音の提供、可能ならば動画の提供をお願いします　そして、『出席者提供』ということで、放送をするのです」と説明。

　「そうすることによって隠されていた事実が、状況が明らかになったりする。それがこれまでの報道です　私たちのやり方です　ですから、他局で映像が出ると言うのはこれは当然“想定内”の話」ともつづった。

　このままではフジ以外の各局で映像が流れる可能性があり「フジテレビは閉鎖的と言う印象が拡大してしまいます」と心配。映像は必ず残っていると指摘し「午後は、フジテレビも動画で報道されると良いなと思っています　いや、そうしないとまずいのではないかなと不安になっています」「現場判断で放送に踏み切った方が良いのではないでしょうか？」と訴えていた。