遠藤龍之介氏「フジテレビは生まれ変わったんだと思われないと非常に厳しい」民放連会長でフジ副会長

 23日に芸能界引退を表明した中居正広の女性トラブルで渦中となっているフジテレビの港浩一社長と嘉納修治会長は同日、都内の同局で社員説明会を実施。参加した社員に謝罪した上で時間無制限で質疑応答を行い、17日に行った会見について「失敗したと思った」と悔恨を口にした。同局と同局を中核子会社とするフジ・メディア・ホールディングスは、臨時取締役会を開催。第三者委員会の設置と、27日午後にオープンな形で再び会見することを発表した。民放連会長定例会見も都内で行われ、会長でフジテレビ副会長の遠藤龍之介氏が出席し、民放連会長とフジ副会長の両面から一連の問題に言及した。

 民放連会長の遠藤氏は、定例会見をフジテレビ副会長という立場での会見に切り替え、より踏み込んだ形で発言した。

 17日のフジテレビ社長会見では、港浩一社長が質問に対して「回答を差し控える」を連発するなど、対応に批判が殺到。これに遠藤氏は「非常にデリケートな事案であることが前提。その中でハッキリとお答えできない。100%認識できていない中で何をお答えするか難しかったが、そこの部分が欠落している部分はあった」と厳しい表情で受け止めを語った。

 また、中居の女性トラブルについて知ったのは昨年12月中旬で、自宅に訪れた「週刊文春」の記者からの情報だとも告白。「非常にショックを受けました」と吐露した。一方、女性社員を交えた“接待”については「女子アナウンサー、女子社員との会食は数回私も経験している。社員同士の会食、取引先との接待。現在問題になっている“献上”ということは違うのではないのかと思っている」と否定した。

 遠藤氏はさらに「『フジテレビは傲慢なんじゃないか』という意見がネットではあふれていますし、私の耳にも心配してくださる声が入っていた。そういう、昨今の企業風土の改善が必要」と現状の問題点を口に。「フジテレビは生まれ変わったんだな、生まれ変わっていったんだなと思っていただけるように並行してやっていかないと、非常に厳しいと思います」と危機感をにじませた。

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