古市憲寿氏「フジに出られなくなってもいいから言う」フジ問題で私見述べる
社会学者の古市憲寿氏が23日、フジテレビ系「めざまし8」で、「フジに出られなくなってもいいから言う」として、今回のフジテレビの問題について考えを述べた。
番組では、前日に行われた関西テレビの社長会見を中心に、中居正広と女性に関するトラブルに端を発したフジテレビの問題を取り上げた。関西テレビの大多亮社長は、中居と女性の問題が起きた当時はフジテレビの専務という要職にあり、今回の問題も知っていたという。
古市氏は大多社長の会見について「カメラが入ったことで、大多社長なりに今言えることを言ったのかな」という印象を述べた後「ただ、フジテレビの問題はそのレベルじゃない。企業の体をなしていない。普通の企業ならあり得ない事が起こっている」と指摘。
そして「フジに出られなくなってもいいから言うんですけど、フジサンケイグループ代表の日枝さんを中心とする経営陣が一回、全部どいてもらわないと、この問題は収束しないと思う」との意見を述べた。
「いろんな意見があると思うが、普通に考えて、影響力のある企業で87歳の方が数十年にもわたって権力を持つ、未だに人事権にも影響力をもつ状況はおかしいと思う」ともコメント。テレビ局という、極めて公共性の高い企業であることも踏まえ、一人の人間が影響力を持ち続けること、それを許した会社幹部、そして総務省についても「良くないのかもしれない」と述べた。
古市氏は「フジは好きな社員がたくさんいるし、ちょっとおっちょこちょいだけど、酒主くんみたいなアナウンサーもいるし、好きだからこそ、一回風通しを良くしないといけない。上層部には責任をとって辞めてもらう時期」と述べていた。