野村萬斎 93歳人間国宝の父・万作に脱帽「何やってもかなわない」 父からは「萬斎には負けてられません」
狂言師の野村萬斎が23日、大阪市内で出演する「祝祭大狂言会 2025」(4月26日、大阪・フェスティバルホール)の取材会に息子の野村裕基とともに出席した。
同公演は2013年から2年に一度、フェスティバルホールで開催されており、人間国宝の野村万作を含めた野村家三代が集結する。演目は万作による「見物左衛門 花見」に始まり、「法螺侍」、「MANSAIボレロ」を上演。萬斎は「今、陽気に過ごせない方が多く、心が病む世界になっている中で、それ以上の楽しみを見つけること、生きていて良かったと思っていただけることが芝居を見る楽しさ、その機能が演劇にはあると信じている」と、アピールした。
また、昨年芸歴90周年を迎え、6月には94歳となる父・万作との共演に「僕は父と張り合おうと思って舞台を務めていますが、ある種、解脱しているんです。一挙手一投足が奇跡のように映るんでしょうか。そうなると、こっちは何やってもかなわないんです」と、早くも脱帽。「バイタリティを持ち続け、自分のモチベーションを保ち続ける努力の天才ですね」と、称賛した。
一方で、父からも対抗意識を持たれているといい、「マネージャーたちに『萬斎には負けてられません』と、よく言うらしいんです」と、笑いながら明かしていた。
