元フジテレビアナ→フジ顧問弁護士の菊間千乃氏 調査委に疑問「疑い持たれる」 TBS「Nキャス」で語る
元フジテレビのアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が18日、TBS「情報7daysニュースキャスター」に生出演した。番組では、中居正広の女性トラブルを冒頭で特集した。菊間氏は2007年いっぱいでフジを退社し、現在、同社の顧問弁護士をしているが、「今回の件は全く相談を受けていない」と話した。
番組では冒頭からフジテレビの港浩一社長らが17日に開いた会見を中心に今回の事案を伝えた。その中で、菊間氏が「ちょっと分からない」というのが、フジが、日弁連のガイドラインにのっとった、企業から独立した「第三者委員会」ではなく、第三者の弁護士を中心とした「調査委員会」を設置し、調査していくとした点。番組では、フジ側の調査委員会では、内部も含め利害関係のある人を選べる、と説明した。
菊間氏は「ここがちょっと私も分からないんですけど」とし、「第三者委員会って、不祥事が起きた時に、企業の社会的信頼とか、持続可能性を回復するというのが目的。今、フジテレビが視聴者を含めて皆さんから疑いの目を向けられているところで、事実を明らかにしましょうということで第三者委員会を作るのであれば、日弁連のガイドラインに基づいた委員会を作った方がいい」と指摘した。
そして「疑いを持たれてしまうこと自体がもったいないと思うので、どうせやるなら、きっちりガイドラインにのっとった方がいいと思います」と繰り返し、「そこは今からでも…。皆さんそこはおかしいとおっしゃる方も多いと思うので、きっちりやった方がフジテレビのためにはいいんじゃないかと思います」と話した。