富田望生、涙止まらず 震災30年の節目に映画初主演作公開「ずっと抱きしめていた作品だった」

 女優の富田望生が17日、神戸市内で初の映画主演作「港に灯がともる」(公開中、安達もじり監督)の舞台挨拶に登場した。

 映画を見終わった観客の前に、目を真っ赤にして登場した富田。「ずっと抱きしめていた作品だったので、こんなに見送るのがさみしいのか、と思いながら過ごしていた。こんなにさみしい気持ちになれる作品を作ることができるって幸せです」と、言葉を絞り出した。

 富田は1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の翌月に、被災地である神戸市・長田区で生まれた在日コリアンの女性・灯(あかり)を演じた。

 震災から30年を迎えたこの日、舞台挨拶前には長田区を訪れ、祈りを捧げてきた。「私が生まれる前の出来事ですけど、想像して思いを馳せる時間はとても大切だと思う。(長田区には)たくさんの小さい子もいて、希望という言葉では言い表せない温かさが充満している時間だった」と、振り返りつつ、「ゆっくりとこの作品が歩いて行き始めたんだな。歩いて行く姿を優しく見守っていけたら…」と、感極まって涙があふれた。

 舞台挨拶のラストでも「見てくださった皆様が、どこかに灯を感じてくれたらいいな、って思っています」と、再び涙。「それぞれの居場所が見つかる世の中になるために、ちょっとでも、この作品がその拠り所になるような、そんな歩き方をしてくれたら嬉しいな、と思っています」と、感情をあふれさせながら語った。

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