今くるよさん死去 高校同級生の相方・いくよさんと1日違いの命日 ソフトボール部仲間の2人が
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1980年代の漫才ブームを支えた女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今くるよ(酒井スエ子)さんが、27日、膵がんのため亡くなった。京都府出身。高校の同級生でソフトボール部の仲間だった相方・今いくよさんは、15年5月28日に胃がんで亡くなっている。
2人は京都明徳高ソフトボール部の同級生。いくよさんの「私はピッチャーでエース、くるよちゃんはキャッチャーでロース」ネタはお約束だった。1970年、OLから転身し、島田洋之助・今喜多代に弟子入り。73年初舞台。細身で濃いメークのいくよさんと、ぽっちゃり体形に派手な衣装のくるよさんが、互いの容姿をいじり、漫才ブームでは貴重な女性コンビとなった。くるよさんが「どやさ!」とお腹をたたき、体を張った軽妙な掛け合いで人気を集めた。
コンビ仲の良さで知られ、後輩からも慕われた。毎年3月3日に2人が中心となって、ベテランから若手まで女性芸人を集めて開く男子禁制の親睦会は、20年続く吉本興業内の恒例行事だった。