「マツケンサンバ2」など手がけた振付師・真島茂樹さん急死 前日まで元気に仕事も 松平健「歌って踊り続けたい」

 真島茂樹さん
 第72回NHK紅白歌合戦で松平健(左)のバックダンサーを務める真島さん(右)=2021年12月 
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 「マツケンサンバ2」などの振付で知られる振付師の真島茂樹さんが22日に虚血性心不全のため亡くなったことが23日、分かった。所属事務所の公式サイトで発表された。77歳。栃木県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、後日にお別れの会を開く予定だという。同曲を歌う松平健(70)は所属事務所を通じ「長年苦楽を共にして、つくった作品をこれからも皆さんに楽しんで頂けるよう私も歌って踊り続けたいと思います」としのんだ。

 CMやバラエティー番組にも出演し、「マジー」の愛称で親しまれた真島さんが帰らぬ人となった。関係者によると、亡くなる前日まで元気に仕事をしていたという。22日に自宅で倒れ、救急搬送されたが搬送先の病院で死亡が確認された。真島さんが出演予定だった25日の松平のコンサートは、演出を一部変更し、予定通り開催するという。

 真島さんは、高校卒業後の1972年に日劇ダンシングチームに入団。ミュージカルなどの舞台で活躍した。2004年に松平の大ヒット曲「マツケンサンバ2」で振り付けを手がけ、話題になった。NHKの紅白歌合戦にも出演した。

 松平は所属事務所を通し「一緒に仕事をすれば周りに気を配り、一旦振り付けとなるとプロフェッショナルな厳しい指導。終われば明るく元気な優しい人柄でした」と真面目で温かな人柄を回顧。「そんなマジと長年苦楽を共にして、つくった作品をこれからも皆さんに楽しんで頂けるよう私も歌って踊り続けたいと思います」と伝えた。

 真島さんの所属事務所は公式サイトで「自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました。華やかな生涯を刻めました事、偏にファンの皆様はじめ演劇・マスコミや各関係者の皆様のお陰と心より感謝申し上げます」と悼んだ。

 ◆真島茂樹(まじま・しげき)1947年3月22日生まれ、栃木県出身。1972年、「日劇ダンシングチーム」に入団。ダンサー、振付師として活動し、2004年に担当した「マツケンサンバ2」が大ヒット。オネエキャラを生かしてバラエティー番組に多く出演。2021年にはNHK紅白歌合戦にダンサーとして出演を果たした。「屋根の上のヴァイオリン弾き」、「王様と私」などの舞台にも出演した。

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