「細やかな気遣いをされる方」中尾彬さんと焼酎共同開発「鳴滝酒造」古舘正典社長が明かす素顔

 バラエティー番組やCMへの出演などでも人気を博した俳優の中尾彬さんが、16日に心不全のため81歳で死去していたことが22日、分かった。所属事務所「古舘プロジェクト」が発表した。葬儀・告別式は妻で女優の池波志乃(69)ら近親者で営まれたという。

 生家は酒屋を営んでおり、自身も酒豪として知られた中尾さん。かつて中尾さんらと共同で「正調粕取焼酎 一(いち)」を開発した佐賀県唐津市「鳴滝酒造」の古舘正典社長が22日、デイリースポーツの取材に応じ、中尾さんの知られざる素顔を語った。

 古舘氏によると、中尾さんは同社の焼酎「正調粕取焼酎ヤマフル」をこよなく愛しており、周囲に「俺の焼酎」と公言していたという。また、当地の代表的な祭典「唐津くんち」に夫婦で訪れていたといい、「本当に唐津のことが大好きな方でした」と話した。

 同社は約15年前、地元の「唐津ロイヤルホテル」とともに、新たな名物を作りたいという思いで「一」を開発。その中で、唐津愛の深い中尾さんも参加し、ラベルの文字を手がけた。古舘氏は「当時住んでいらした沖縄まで特別な紙を送って、『一』という文字を書いて送り返していただきました」と振り返った。

 商品の完成後、何度か中尾さんと「一」を酌み交わす機会があったという古舘氏は「最初はコワモテの雰囲気で、そういう方だと思っていたんですが、本当に細やかな気遣いをされる方。お酒を飲んでいても、常に周囲を見てお酌もされるし…」と述懐。「芸能人だからと“特別感”を出されることもなく、気さくで優しくて、大きな方でした」と話した。

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