初代・林家三平記念館「ねぎし三平堂」再開へ 妻・海老名香葉子さん「笑いの道にまっしぐらな人でした」
落語家の初代・林家三平さんの記念館「ねぎし三平堂」の再開にあたっての取材会が10日、東京・根岸の同館で行われ、二代目・林家三平(53)、先代の妻・海老名香葉子さん(90)が出席した。
新型コロナウイルスの感染拡大により20年から休館を余儀なくされていたが、4月13日から一般公開となる。休館前とは一部レイアウトを変え「林家三平の歩み・年表」「歌手・三平のレコード一覧」「修行時代のネタ帳と日記」など約3000点が展示される。
来年が初代・林家三平さんの生誕百年を迎え、二代目・林家三平は「父の名前を継いで、その重さを感じております。『おっ二代目三平、出てきたよね。お父さんの後を継いで、お父さんらしくなってきたよね』と言われることを目標にしています」と話した。
この日がちょうど初代・林家三平さんとの結婚記念日という海老名さんは「笑いが大好きで、とにかく毎日毎日、笑いの道にまっしぐらな人でした。毎日勉強会をやっていました」と明かした。病床で亡くなる直前の出来事も明かし、看護士から「お名前を言えますか」と問われ「加山雄三です」と言い、最後の最後まで笑いを誘ったという。初代三平さんについて海老名さんは「『大好きな仕事を精一杯できたから大満足で大往生だ、伝えてくれ』と言って旅立って行きました」と話した。