黒沢清監督 ４５分短編映画挑戦 動画配信プラットフォーム作品 ホラーでもサスペンスでもない恐怖を描く
映画監督の黒沢清氏（６８）が９日、都内で、動画配信プラットフォーム「Ｒｏａｄｓｔｅａｄ」のオリジナル作品第１弾となる自身の監督作品「Ｃｈｉｍｅ」（１２日、後７・００から発売）の発売記念記者発表会に出席した。
第７４回ベルリン国際映画祭への正式招待も受けている同作はホラーでもサスペンスでもない恐怖を描いた４５分間の短編作品。「あまりこういう長さはやったことがないので、自分に何ができるのか試してみたかった」と挑戦の意図を説明。「三大怖い物」をテーマにして、「一つは幽霊、もう一つは法律を犯してしまうのではないかという怖さ。もう一つは警察に逮捕されるのではないかという、秩序側が自分を襲ってくるという怖さを、全部やってしまおうと思った」と明かした。
