００年に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「オードリー」が８日、ＮＨＫＢＳで再放送。この日はヒロイン・美月が、ほぼ裏口で入学が決まった名門私立幼稚園の入園式に戸惑い、登園拒否に。それを巡って再びヒロインの実母と、育ての母で言い合いが始まるも、この朝ドラ唯一の癒やし・藤山直美が活躍した。

　この日の「オードリー」では、幼稚園の入園式に参加した美月だったが、滝乃の命令で同年代の子たちと遊ばせてもらえなかったため、多くの子どもたちに圧倒され、返事さえもできない状態に。帰宅後はもう幼稚園には行きたくないと言い出す。

　入園式の様子を聞いた滝乃はショックを受け、「美智子様がつけたカチューシャを特別に注文したんえ」と特注のプレゼントで機嫌を取ろうとするも美月の意志は固い。美月の産みの親・愛子（賀来千香子）は、変わった環境が影響しているのでは？などと言ってしまい、滝乃は激怒。「何でも平等という最近の考えはわからない」「京都の女として、誇り高く育てているつもり」などと反論するも、美月は翌朝になっても幼稚園に行きたがらない。

　滝乃は車を買い、送り迎えをすることまでも考えるが、そこへ顔を出したのが、滝乃の旅館の下働きの君江（藤山直美）。月光仮面の格好をして美月を喜ばせ、そのままおんぶして幼稚園へ。無事に先生に引き渡す。愛子から感謝された君江は「こんなことならいくらでも。明日はあんみつ姫でいきまひょか？」と言い、愛子を喜ばせる。

　産みの母がいるにも関わらず、勝手に子を自分の家に連れ込み育てていくという、ディープな展開に、初見視聴者からは毎日悲鳴が上がるが、唯一の癒やしとも言えるのが君江の存在。この日もネットでは「本日の藤山直美さんも最高の月光仮面だった」「さすが君ちゃん…さすが藤山直美さん…」「ほんとにこれは『朝ドラ』だったのか？ってくらい怖い雰囲気あるな、そんな中で藤山直美さんの癒やし感が絶大」「藤山直美さんが出てるから見続ける」などの声が上がっていた。