がんと闘った大島康徳氏の妻 芸人の次男に聞いた「旅立ちの瞬間」に「泣きました」
中日、日本ハムで活躍した元プロ野球選手で2021年6月に大腸がんのため70歳で亡くなった大島康徳さんの妻、奈保美さんが12日、自身のブログを更新。大島さんの最後の言葉を伝えた。
大島さんは16年10月に大腸がんでステージ4と診断され、「余命1年」と宣告されたことを17年に公表。21年6月には肺への転移を明かすなど、闘病の過程をブログで発信し続けた。
奈保美さんは、大島さんの兄、父もがんで闘病の末に亡くなったことを明かした上で、「それが、自分が癌になったら手術も闘病もしない!という意思表示に繋がったのだと思っています」と推察。ホスピスに入院後、ほとんど眠ったままで会話も出来なくなっており、「旅立ちの瞬間もそんな安らかな眠りの先に静かに訪れました」と振り返った。
最期は、奈保美さんは耳元に顔を寄せて話かけ、息子たちはそれぞれ、手を握って話しかけたそうで、「眠っていたパパが『あっ!あっ!』なのか 『はっ!はっ!』なのか 声を発してくれたのです そして、静かに旅立ちました」と伝えた。
お笑いタレントの次男、大島雅斗が最近、「親父『ありがとう』って 言ってたよ!俺、見たもん。唇の動きでそう言ってるのはっきり分かったよ!」と最期の瞬間について教えてくれたことを明かし、「泣きました 嬉しかった 本当に嬉しくて…変な言い方ですがもう満足!もう思い残すことは無い!そう思えたのです」とつづっている。