増子敦貴 「最高に裏切りたい」 舞台「千と千尋-」でハク役射止め「すべてが運命的」

 ハク役に運命を感じている増子敦貴
 ハク役に運命を感じている増子敦貴
 新たなハクを体現しようとしている増子敦貴
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 ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバーで俳優の増子敦貴(24)が、夢を現実に変えた。3月11日開幕の舞台「千と千尋の神隠し」で、ハク役を醍醐虎汰朗・三浦宏規のトリプルキャストで演じる。幼少期から原作のアニメ映画のファンで、22年の初演舞台も鑑賞。観客から演者に形を変え、憧れの世界へ飛び込む。

 00年生まれで年男の増子は、やる気をみなぎらせている。オーディションで同役を射止め、「ハクは竜。僕もたつ年生まれで年男。ずっと見てきた『千と千尋の神隠し』の世界に入れるのはもちろん、何より驚いたのが(スタジオジブリの)宮崎駿さんと誕生日が一緒。全て運命的だなって」と幸運をかみしめている。

 幼少期からの推しキャラであるハクを演じるにあたり、「どちら(初演から続投する三浦、醍醐)でもない新たなハクを作りたい」と息巻く。白い肌に中性的な声、キリッとしたルックスを持つ増子は、ハクを連想させる共通点も多い。「中性的な部分を生かして、最高に裏切りたい」と観客の反応を心待ちにした。

 帝劇を経て、4~8月に英ロンドン・ウエストエンドで上演する。演劇の聖地へ向かうことへ「人生何があるか分からない。自分の歴史を輝かせるような作品になると思う。40年後くらいに僕の子孫ができた時に『千と千尋の神隠しをやったんだぞ』と言えるようなものにしたい。これをターニングポイントとして、たくさんの作品に出られるように頑張りたい」。熱演を約束し、芸能界で竜のように駆け上がる。

 ◆増子敦貴(ましこ・あつき)2000年1月5日生まれ、福島県出身。16年に芸能界デビュー。16~18年にダンス&ボーカルグループとしてデビューを目指す育成ユニット「a-genic」として活動。19年に結成された「GENIC」で20年5月にメジャーデビュー。アーティストの傍ら、俳優業もこなす。主な作品は、ドラマ「機界戦隊ゼンカイジャー」「体感予報」、舞台「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」など。

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