落語家の桂吉弥（５２）が２１日、大阪市内で「噺家生活三十周年　桂吉弥独演会」（５月１２日、大阪・サンケイホールブリーゼで開幕。全国３０カ所をツアー予定）の取材会に出席した。

　プロ野球・阪神のファンでもある吉弥は、「（今年は）４月、５月、８月の３日程のチケットを１０２枚ずつ買ったんです。自腹で」と告白。昨年はアルプススタンド上の１６人で観戦できる席を確保し落語家仲間や放送関係者と見に行ったといい「もっとようさんで見たいなと思って１０２枚ずつ。計６０万（円）くらい出資した」と、猛虎への期待をにじませた。

　今回の独演会では、公演当日に来場者からの投票を受付け、その日に披露する３演目を決める。必ずしも人気上位３演目を選ぶわけではなく、投票結果の発表後に吉弥が観客と相談して決めていく予定。吉弥は「実際に足を運んで見てもらうことのハードルが高い状況だから（こそ）、お客さんと生で、ライブでやりとりしたいと思った」と企画の意図を語った。