磯村勇斗 「キネ旬-」助演男優に輝く 映画「月」で二階堂ふみと共演 難役演じるも「怖いものはなかった」

 俳優の磯村勇斗(31)と女優の二階堂ふみ(29)が18日、都内で行われた第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式に出席した。映画「月」に出演し、助演男優賞、助演女優賞をそろって受賞した2人は喜びを分かち合った。

 「月」は実際の障害者殺傷事件が題材。同作で障害者を殺傷する青年を怪演した磯村は「怖いものはなかった」と説明。二階堂とは初共演で「役は嫌な女ですけどね」と笑いつつ「本人は本当にすてきな役者さんだし、とても尊敬しているので非常にうれしかったですね」と喜んだ。

 二階堂も磯村を「すごく難しい責任が伴う役だったと思うけど、やはり覚悟を感じられる瞬間も多くありました」と絶賛。「キネ旬」をかねて愛読していたことも明かし「憧れの雑誌だったのでどこか敷居の高い存在だったけど、本当にうれしくおもいます」と受賞に笑顔を見せた。

 主演女優賞を受賞した趣里はこの日、体調不良のため欠席した。

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