「金色のガッシュ!!」作者、芦原妃名子さん急死への小学館コメントに不信感「『表に書けない酷いことが起こった』としかとれません」

 人気漫画「金色のガッシュ!!」シリーズの作者で漫画家の雷句誠氏が12日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。昨年日本テレビ系で放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが1月に急死したことに関して同作の発行元・小学館が発表したコメントに言及し、「『表に書けない酷いことが起こった』としかとれません」と推察した。

 雷句氏は7日にXで、芦原さんの死の経緯を外部発信しないとした小学館に対し、「みなさんと同じく失望だけは凄いですよ」とつづっていた。

 この日はXで「芦原先生の事件について私も強く意見を出しましたので、先日出された『セクシー田中さん』の芦原先生の事件に対しての小学館の第一コミック局編集者一同によるコメントに対する私の思いを書きますね」と切り出し、「このコメント文による良かったところは、芦原先生の良い人柄や性格などを正しく伝えたところです。それ以外はスミマセンが、相変わらず事件は闇の中という感じです」と、継続する不信感も明かした。

 とりわけ、芦原さんの死の経緯について「その『何故か』が解りません。闇の中です」と強調。「それがわからないと、これから同じ事件が起こらないために出版社が作家を守るために何をするのかも解りません」とした上で「私はこのコメント文を読んで、自殺に至った経緯は『表に書けない酷いことが起こった』としかとれません」と厳しい言葉をつづった。

 小学館側のコメント全体を「言ってしまえばその情に訴えるコメントで肝心な部分を誤魔化しているようにも見えます」と分析。「多分漫画家さん達の不安は取れないでしょう。もちろん私も同じで」とさらなる不信感も示しつつ、「出来れば日本テレビの方でも事情を説明して欲しいのですが、絶対に出そうも無いですね。小学館ももう触れないのでしょう」と諦めの心境も吐露し、「漫画家さん達が抱いた恐怖は消えないですよ。自分だけでなく、きっと、すべての漫画家さん、もしかしたら小説家さんも同じだと思います。仕事相手に対する信頼が消えたら、もうその事業は縮小し続けますよ」と苦言で締めくくった。

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