フジと絶縁の「海猿」原作者、急死の芦原妃名子さんは「普通の人だったんじゃ」と推察 出版社の対応には不信感示す

 「海猿」「ブラックジャックによろしく」などの作者として知られる漫画家の佐藤秀峰氏が2日、自身のnoteを更新。昨年10~12月に日本テレビ系で放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、1月29日に死亡しているのが発見された漫画家・芦原妃名子さんについて「普通の人だったんじゃないか」と推し量った。

 佐藤氏は自身も2012年、「海猿」の映像化を拒絶しフジテレビと“絶縁”した経験を持つ。当時の様子をnoteに記した佐藤氏は「芦原さんについて『繊細な人だったんだろうな』という感想をいくつか見かけました。多分、普通の人だったんじゃないかと想像します」とし、「普通の人が傷つくように傷つき、悩んだのだと思います」とその思いを推察した。

 芦原さんの死が報じられたことで、「ここ数日、当時の出来事がフラッシュバックしています」という佐藤氏。「海猿」騒動時の思いを「出版社、テレビ局とも漫画家に何も言わせないほうが都合が良いということです。出版社とテレビ局は『映像化で一儲けしたい』という点で利害が一致していました」と主張した。

 芦原さんは遺体発見の3日前に自身のXで、出版社を代理人として脚本について日本テレビ側と交渉を重ねていたことを告白していた。こうした流れに佐藤氏は「出版社は、テレビ局には『原作者は原作に忠実にやってほしいとは言っていますけど、漫画とテレビじゃ違いますから自由にやってください』と言います。そして、漫画家には『原作に忠実にやってほしいとは伝えているんだけど、漫画通りにやっちゃうと予算が足りないみたい』などと言いくるめます」と、自身の経験を踏まえて不信感を示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス