文枝の弟弟子・枝光&弟子・三風がW襲名発表「四代目桂梅枝」「五代目桂慶枝」に

 落語家の桂枝光(64)と桂三風(62)が31日、大阪市内で会見し、四代目桂梅枝(枝光)と五代目桂慶枝(三風)を襲名すると発表した。枝光の兄弟子で三風の師匠の六代桂文枝(80)、枝光の兄弟子の四代桂小文枝(73)も会見に出席。W襲名興行は今秋スタートする。

 「9年前に脳梗塞になった」という枝光は、「襲名を心の糧にして病気と闘ってまいりました」と念願がかない歓喜。師匠の五代目桂文枝から譲り受けた羽織りを手にして「襲名の落語会には師匠の着物を着て上がらせてもらいたい」と語った。現在、札幌で活動する中で、東京の落語家との交流もあるといい「東京落語のいいところを吸収して、上方落語の面白いところと融合して、新しい古典落語をできれば」と意気込んだ。

 入門40年の三風は、「人生の第二章をスタートできる良いタイミングでお名前をいただけた」。慶枝の名跡が明治時代以来に復活するとあって、「100年以上前の名前で誰も知らないですから、好きなように慶枝像を作っていけるのでは。後世に残るような落語を作って、名前とともに落語も残せるようにしたい」と気合を入れた。

 文枝は「今までいろいろ研鑽してきたので、何も言うことはない。健康に気をつけて、自信を持ってやってほしい」とエールを送り、「いい名前でみなさんに覚えてもらって、上方落語界を盛り上げていただきたい」と活躍に期待。小文枝は「梅枝を継ぎたいと言われたのは10年以上前。やっとの思いでお名前を差し上げることができました」と感慨深げに語った。

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