仲里依紗「伝説のギャル」役で朝ドラ 制作統括「仲さん以外考えられなかった」 橋本環奈ヒロイン「おむすび」

 女優の仲里依紗(34)がNHKの2024年後期連続テレビ小説「おむすび」に出演することが29日、分かった。女優・橋本環奈(24)が演じる主人公・結の姉で”伝説のギャル”として知られた米田歩(よねだ・あゆみ)役を務める。

 平成時代を舞台に、ギャル文化と出会った主人公が、やがて栄養士となり縁や時代、人を結んでいく物語。歩(仲)は結の8歳上で、90年代、安室奈美恵さんに憧れたコギャル世代だ。奔放な振る舞いで米田家に波乱を巻き起こすが、ギャルになった裏にはある秘密を抱えている。

 平成元年生まれで「生粋の平成っ子」という仲。「平成は失われた30年」と呼ばれる中でも、「心が温まったり、一緒に笑い合ったり、称え合ったりできる瞬間」があったと振り返り、「あの時代に息づいていた絆や人を思い合う気持ち、そして不屈のギャルマインドを、もう一度拾い直して、置き忘れてきてしまった方々にそっと届けられたら」と意気込んだ。連続テレビ小説には「エール」(20年)以来、2度目の出演となる。

 制作統括の宇佐川隆史氏は、「伝説のギャルを演じられる人物とは、一体誰なのか…そう考えた時、仲里依紗さん以外には考えられませんでした」とコメント。「仲さん自身が芯に持つ、“好きなものは好き”と言える強い力…その力強さが、ある秘密を抱えながらギャルとして生きる歩に説得力を与えてくれると信じています」と期待を寄せた。

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