モーニング娘。’２３が２８日、横浜アリーナで全国ツアー「Ｎｅｖｅｒｅｎｄｉｎｇ　Ｓｈｉｎｅ　Ｓｈｏｗ」を開催した。多くのＯＧが居並ぶ中、１期メンバーの安倍なつみ（４２）が５年ぶりにステージに登場。代表曲「ＬＯＶＥマシーン」を熱唱し、三児の母とは思えぬキレキレのダンスも披露。１万２０００人のファンを沸かせた。

　オリジナルメンバーのエースとしてグループをけん引し続けたレジェンドの５年ぶりステージに、超満員のアリーナが揺れた。

　安倍にとって横浜アリーナは思い出の地。卒業コンサートを行い、メジャーデビューを果たしたばかりで迎えた握手会イベントを行った場所でもある。

　「ちょうど２５年前。あの頃は半分埋まったか埋まらなかったか。悔しくて悔しくて」

　１期メンバーとともにインディーズシングル「愛の種」の５万枚手売りを実現し、こぎつけた念願のメジャーデビュー。大勢のファンを思い浮かべながら当日を迎えたが、現実は甘くなかったと振り返った。

　「私たちも、たくさん泣いたの。いつか横浜アリーナをいっぱいにできるようなアーティストになろうねって誓い合ったんです」と、満員の会場をゆっくり見渡した。そして「２５年たった今。こんなにファンの皆さんに、いまだ愛してもらえている…。胸が熱くて感謝で。『ありがとう』と『これからもよろしく』の思いでいっぱいで…」と感極まって目を潤ませた。

　安倍の熱い思いを受け、会場は序盤からヒートアップ。保田圭（４２）、矢口真里（４０）、辻希美（３６）、石川梨華（３８）らＯＧと現役メンバー総勢２４人による豪華共演で全３２曲を披露。グループ代表曲「ＬＯＶＥマシーン」、新曲「すっごいＦＥＶＥＲ！」などを熱唱し、２９日に同所で卒業公演を迎えるモーニング娘。’２３のリーダー・譜久村聖（２７）にバトンを手渡した。