茂木健一郎氏 日本のアイドル文化に「行き過ぎ」と苦言「外見のこと言うのやめようよという世の中の流れ」ネット賛否「個人の自由」

 脳科学者の茂木健一郎氏が29日、X(旧ツイッター)を新規投稿。日本のアイドルを楽しむエンタメに「行き過ぎている」と苦言を呈した。

 東京・乃木坂にあるジャニーズ事務所の旧社屋付近で、ポスターの写真越しに撮影している女性2人を見かけたところから思索を開始。「ジャニーズのファンの方々は、どんな気持ちで推していらっしゃるのか。アイドルの文化自体を否定はしないけれども、ぼくにはすんなりとは入ってこない」と記した。

 「ぼくは、男性でも女性でも、いわゆるアイドルの人たちではなく、ごく普通に社会に生きている、等身大の人たちの方が素敵だといつも思っている」「余計なお世話だと思われるかもしれないけれども、そう思う」ともつづった。

 その上で「アイドルというのは、所詮虚像で、それをエンタメで楽しむということはある程度あってもいいかもしれないけど、日本は行き過ぎている気がする。ジャニー喜多川さんのことだけじゃなくて、いろいろ無理が来ているんじゃないか」と持論。「そもそも、かわいいとか、かっこいいとか、そういう人の外見のことをあれこれ言うのやめようよ、という世の中の流れがある」「もっと、一人ひとりの個性を、ごく自然にリスペクトして、行き交える世の中になればいい」と主張した。

 結論として「そうすれば幻想の消費の対象としてのいわゆる『アイドル』は消えるだろう。そして、ほんものの歌や踊りだけが残るだろう」とまとめた。

 このアイドル論には「別に何を好きか、良いと思うかは、個人の自由かな、と思います。」などの声が寄せられている。

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