朝日放送、セットから転落事故の「CHEF-1グランプリ」収録再開&放送決定
朝日放送テレビ(ABC)は23日、同局制作番組「CHEF-1グランプリ 2023」の収録再開と放送日程を発表した。同大会では、今年5月に関連番組の収録中、出場者のシェフの男性が高さ約1・8メートルのスタジオセットから転落し負傷していた。
同局によると、腰を強く打ったシェフの30代男性は「第12胸椎破裂骨折」と診断され、手術を受けた。1カ月近くのリハビリの後に回復、8月以降は仕事にも復帰したという。「上記事故経過も鑑み、弊社といたしましては、怪我をされたシェフの方をはじめとした関係者の皆様に謝罪および説明を行いご理解いただいた上で、『CHEF-1 グランプリ 2023』の収録および放送を再開することとしました」と発表した。
また、「収録の再開に際しては、事故が発生した昇降リフトセットの使用は取りやめ、番組制作における安全対策に関して改めて一から見直すことで、事故の再発防止策を徹底しました」とも説明した。
「CHEF-1 グランプリ 2023」は日本全国から集まった料理人が料理バトルを行う番組。今年8月14日に行われた準決勝の収録時、対戦と結果発表を終えた後に事故が起きた。当初、番組では結果発表時に敗退者の床が下に沈む演出をとっており、当該シェフは対戦に勝ち残ったものの、セットから降りるため移動した際に床の沈んだ部分に転落した。
準決勝は10月20日午後11時15分からABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネットで放送予定。決勝の様子は同22日午後6時から放送される。
