俳優の神木隆之介（３０）が４日、都内で行われた主演映画「ゴジラ－１．０」（１１月３日公開）完成報告会見に、浜辺美波（２３）、山崎貴監督（５９）らと登壇した。来年に控えるゴジラ生誕７０周年記念作品で、日本製作実写ゴジラ３０作品目の節目でもある。無になった戦後の日本にゴジラが到来し、絶望的なマイナスな状況で、どう立ち向かうのかが描かれる。

　キャストが解禁され、現在放送中のＮＨＫ朝のテレビ小説「らんまん」（総合、月～土曜、前８・００）で夫婦役を演じる２人が、本作品でも再共演することが明らかになった。昨年の３～６月に本作が撮影されており、その前後に朝ドラ出演が確定したという。山崎監督は「ついつい朝ドラコンビのゴジラと思われるかもしれませんが、われわれが先ですから！」と強調した。

　神木も「朝ドラが後です。『見たことあるな、この組み合わせ』と思われるという方もいらっしゃるでしょうけど、ゴジラが前ですから！」と明かし、浜辺も「（本作の撮影終わりに）『これから長い間、ご一緒させていただきますね』とあいさつして、ここまで仲良くしていただいてます」と笑った。

　本作への出演に、２人とも感無量のようす。神木は「日本を代表するゴジラという作品に携わることができるうれしさとプレッシャーがありました。耐えられるかな、実力が伴っているのかなという不安はありました。撮影は苦しかったですね。迷いながら手探りでやっていた役でした」と語った。浜辺も「事務所にゴジラのポスターや銅像があって、見守られてきたので新しいゴジラの映画に出演できるのが夢のよう」と喜んだ。

　他にも、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった豪華キャストが解禁された。