宝塚 星組トップ礼真琴 涙の謝罪&異動の瀬央ゆりあに惜別「もはや自分」

 宝塚歌劇星組公演フレンチ・ミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」が27日、東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた。

 体調不良から24日に復帰したトップスターの礼真琴は最後のあいさつで「皆さまに不安とご心配をおかけして申し訳ありません。主演が舞台に穴をあけたこと、悔しくて情けない」と涙の謝罪。さらに「ロナン・マズリエを演じた暁千星をはじめ、代役のみんな、最強の仲間に支えられました」と感謝した。さらに「心よりおわびと、それ以上の感謝の思いでいっぱいです。今後は1ミリの不安も、1ミリの心配もなく、心から楽しんでいただける星組を作ってまいります」と力強く宣言した。

 また今公演を最後に、28日付で同期の瀬央ゆりあは専科へ異動。瀬央は「15年間親しんだ、星組からの異動は不安と寂しさがあります。それでも新たな扉を開く可能性があるなら挑戦したい」とカーテンコールであいさつ。さらに「いつもどんな時も身を粉にし、星組を引っ張り、導き、私に刺激と学び、そして舞台に立つ喜びと楽しさを教えてくれた礼真琴」と感謝の言葉を送った。

 礼も「私たちはプロなので泣きません!」と敢えて宣言。「なおちゃん(瀬央)とは、音楽学校で『はじめまして』してから今日まで、ずっと一緒にいて…家族以上の存在。そんな家族以上の存在をどう表現したらいいのか、昨日寝る前に考えて…“もはや自分”という結論にいたりました。私であってあなた」と最大級の言葉で別れを惜しんだ。

 さらに礼は、千秋楽がトップ娘役の舞空瞳の誕生日であることを紹介。舞空は「お誕生日に、こうして礼さんと舞台に立てていることが…」と涙。礼の「ごめんね、心配かけて」の言葉に、涙腺が崩壊していた。

 「1789」は兵庫・宝塚大劇場で6月2日に開幕したが、翌3日から2週間休演(18日から再開)。東京宝塚劇場で7月22日に初日を迎えたが、15日のマチネ公演の第2幕から、急きょ上演中止に。19日から暁千星による代役で再開していた。

 また礼は、一部で喉のポリープについて報じられたことにも言及。「何を信じるかは人それぞれ自由です。私は生まれてから今日まで、ポリープができたことは一度もございません!」と笑顔で否定し、会場から大きな拍手を浴びていた。

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