日大アメフト部薬物問題「林真理子理事長が全部悪い 最悪」高橋洋一氏が断罪「大学の自治を自由にやっていると勘違い」

 元財務相官僚で経済学者の高橋洋一氏が18日、YouTubeチャンネルを配信。大麻取締法違反および覚醒剤取締法違反で部員が逮捕された日大アメフト部の問題について「林真理子理事長が全部悪い。記者会見は最悪」と断罪した。

 8日に開いた記者会見では、酒井健夫学長、澤田康宏副学長とともに出席した林理事長が、事態を把握していなかったことを露呈。「スポーツに対して遠慮があった」などと述べた。

 高橋氏はまず「理事長と学長はどっちが偉いか」という問いには「答えは明快で、理事長は社長。学長は現場のトップだから部長だよ」と理事長の方が遥かに格が上であると説明した。その上で「本当は理事長がきちんとやらなきゃいけないんだけど、全然情報をもらってないよね。あの記者会見、知らなかったという話ばっかりなんだよね。あれはまったくダメ」とコメントした。

 さらに「体育会に関してはよく分からなかったという話をしてたけど、理事長として最悪。仕事していないってレベルだよな。社長なのに『報告あがってませんでした。知りませんでした』って、話にならないよ」とあきれた。その上で、情報が自身に上がらない体制をつくっているのは理事長自身であることから「最終的には理事長が全部悪いということ」と結論づけた。

 会見では、澤田副学長が隠蔽の“実行犯”であったことを自ら告白した。高橋氏は、「元検察という副学長は輪をかけてひどい。ああいうメンツを置いていることがダメだという話」「学内で処理したいから、大麻を預かっていたという話だけど、預かっちゃダメでしょ」と言葉を重ねた。

 今回の問題では「大学の自治」もテーマとなった。しかし「大学の自治という言葉を使うけど、外から守られて自由にやっていいというふうに勘違いしている。大学の自治といっても普通の会社と一緒」と高橋氏。「大学の自治をはき違えて、自分たちでやりますなんて、できるわけないんだよ。学長、副学長にお任せしてたでしょ。そこの段階で理事長失格だよね」と語った。

 米国の大学との比較においては「アメリカの大学の場合は、資金を集めたりで外部と接触する。変な不祥事があったらお金を集めるのに支障が出る。日本の場合は文科省にゴマすってれば私学助成金もらえるから、全然違う。文科省の役人もとんちんかんだから」とバッサリ。「大学では浮世離れした話が多い」と苦笑いした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス