お笑いコンビ「アルミカン」の赤阪侑子（３９）が１３日、尼崎市内で行われた「第４８回尼崎ボディビル・フィジーク選手権大会」に初出場し、「女子フィジーク」で優勝した。「新人賞」と「特別賞（森山杯）」も受賞し、３冠を手にした。

　昨年、相方の高橋沙織（３４）がパイロットと結婚したことで、華やかな人生への「恨み辛み嫉み」を感じて一念発起。半年前からジムに通い、本格的にボディビルの大会を目指し調整してきた。

　赤阪は「筋トレを始めて約半年、まかさ自分がボディビルの大会に出る事になるなんていまだに信じられない思いです」と驚きのコメント。「絶対にやりたくない事の１つだった筋トレ、しかもダイエットをした事のない私が減量をしているだなんて！」と続け、半年で体重を４キロ落としたと明かした。「正直きつかった、続けられてた理由としては昨年相方がパイロットと結婚した事への恨み辛み嫉みのお陰です」と相方への羨望（せんぼう）も強調した。

　高橋は「コンビを組んで１４年、赤阪さんがこんなに頑張っている姿を見たのは初めてです。漫才の練習もこれぐらいがんばってくれたらいいのにと思うぐらい…」と、努力をたたえつつぼやいた。自身は神戸大学卒の肩書があるだけに「相方に負けないように、高学歴芸人である私は、知力を磨こうと思います！」と対抗心を燃やした。

　赤阪は今月１１日、大阪市内で行われた「関西・大阪ボディビル選手権第４０回大阪女子フィジーク選手権大会」にも出場。この日がフィジーク大会初出場で、惜しくも２位だった。

　赤阪は兵庫県福崎町のふるさと大使を務めており、その任命理由は同町の妖怪キャラクター「ガジロウ」に似ているからだとされている。