三浦瑠麗氏、フランス研修投稿が批判浴びた自民党女性局に呼びかけ「炎上後の発信には(プロなので)気をつけてね」
国際政治学者の三浦瑠麗氏が1日、X(旧ツイッター)を更新。ネットで批判を浴びている自民党女性局のフランス研修のSNS画像掲載についての考えを連続投稿し、当該議員らに注意も呼びかけた。
自民党の松川るい参院議員、今井絵理子参院議員らが、SNSに女性局のフランス研修の画像などを掲載した一件。松川氏は7月27日にSNSにエッフェル塔の前で笑顔でポーズを取っての記念撮影なども添えて研修の様子を投稿し、ネットでは「浮かれすぎ」「社員旅行」など批判の声も上がっていた。
三浦氏は大量5回の投稿で「いまのSNSは危険すぎるからあげるのはお勧めしないけど、エッフェル塔いって記念にポーズ取るってふつうの発想だよね」とフランクに書き出し「代議士とは『エリート』を選ぶものなのか、それとも『自分たちみたいな人』を選ぶものなのか。実は議院内閣制には二つの発想があって、どっちも間違ってない」と断言。
公金を使って…という声には「公金が入ってるって言い出したら、公共事業の請負業者もそうだし、学校の先生も遊べなくなる。学者も出張ついでの観光は抜きに。むしろ仕事をいきいきと楽しんでやってほしいと思うな。若者の政治家を増やそうって言ってるんだから」とフォロー。
「むしろ議員のSNSがどこ向けなのかを見るべき」だとし「あれはおそらく内輪の支持層向けであるとともに、政治に元々は関心が低い層の女性と若者向けに自民党が新たに展開しているタイプのコミュニケーションで、『私たちと変わらない』というところが肝。今回は炎上したが、悲壮さよりも明るめコミュニケーションの方が結局は受けるということは選挙結果が示している」と肯定的にとらえた。
ただ「問題は、意図的にやってるのか、そうでないのかを議員本人が忘れてしまう場合で、こういう時にほんとのふつうの人みたいに反論してもあまり益がない」と冷静につづり、「でも、だからといって悲壮さに満ちたコミュニケーションをおすすめするわけではない。明るく発信して、ただし炎上したらふつうの人みたいには振る舞わないことですかね」と注意点を記した。
三浦氏は「というわけで、結論」として「SNSではエッフェル塔のポーズをくさす人はいるけれど、叩いても彼女たちのコア支持層は『ちゃんと活動もしてるのにメディアは切り取りだ!』とメディア批判を高めるだけ」であまり影響は受けないとした上で「でも、炎上後の発信には(プロなので)気をつけてね。でした」と呼びかけた。
